ニュージャージー・ニューヨークの冬に増える「咳・喉の不調」
01.27.2026 | ブログ

― 乾燥が原因?受診すべきサインとは ―
ニュージャージー・ニューヨークの冬は、寒さと乾燥が同時にやってくる季節です。
この時期、患者さんから特に多いご相談が「咳が続く」「喉がイガイガする」「風邪がなかなか治らない」といった症状です。
日本の冬と比べて、アメリカ (特にニュージャージー・ニューヨーク) は
- 室内の暖房が強い
- 空気の湿度が低い
- 寒暖差が大きい
という特徴があり、喉や気道の粘膜が乾燥しやすい環境になっています。
なぜ冬は咳・喉の不調が増えるの?
冬に咳や喉の不調が増える主な原因は、以下の3つです。
① 空気の乾燥
乾燥した空気は、喉や鼻の粘膜を傷つけやすく、ちょっとした刺激でも咳が出やすくなります。
② 暖房による室内乾燥
セントラルヒーティングを使うと、室内湿度が20〜30%台まで下がることも珍しくありません。
③ ウイルス感染
乾燥した粘膜はウイルスに弱く、風邪・インフルエンザ・RSV などの感染リスクが高まります。
こんな症状はありませんか?
- 咳が2週間以上続いている
- 夜や明け方に咳がひどくなる
- 喉が乾燥して声がかすれる
- 痰が絡む、色のついた痰が出る
- 胸の違和感や息苦しさがある
- 微熱が続いている
これらは、単なる乾燥だけでなく、感染症や気管支の炎症が隠れている場合もあります。
受診をおすすめするサイン
以下のような症状がある場合、「よくある冬の咳だから」「そのうち治るはず」と思いがちですが、
ニュージャージー・ニューヨークの冬では注意が必要です。
- 咳が3週間以上続いている
- 発熱 (特に38℃ 以上) を伴う
- 息をすると胸が苦しい、痛む
- 夜間の咳で眠れない日が続く
- 市販薬を使っても改善しない
- 小さなお子さんやご高齢の方の咳
特にアメリカでは、「咳=長引く前に診る」 という考え方が一般的です。
様子見を続けることで、結果的に 回復まで時間がかかってしまうケースも少なくありません。
自宅でできる冬のセルフケア

① 加湿は「部屋全体」が基本
日本では卓上加湿器でも十分なことがありますが、アメリカの住宅(特にセントラルヒーティング)では、部屋全体を加湿できるタイプが効果的です。
目安湿度:40〜50%
② 夜の “喉・鼻” 乾燥対策が重要
寝ている間は口呼吸になりやすく、夜間の乾燥が咳を悪化させる原因になります。
- 就寝時のマスク
- 生理食塩水スプレー (鼻用)
- 喉用保湿スプレー
これらは、日本人には意外と知られていない対策です。
③ 水分補給は「喉が渇く前」に
冬は汗をかかないため、水分摂取量が減りがちです。
しかし、体の内側が乾燥すると咳が出やすくなります。
- 常温の水や白湯
- カフェイン控えめの温かい飲み物
④ シャワー後5分以内の保湿
アメリカの水は日本より硬水が多く、肌や粘膜の乾燥を招きやすい 傾向があります。
シャワー後は、5分以内に保湿することで、肌・喉・鼻の乾燥を防ぎやすくなります。
⑤ 暖房の使い方を見直す
暖房を強くしすぎると、知らないうちに 室内湿度が急低下します。
- 夜間は設定温度を少し下げる
- 加湿器と併用する
- ドアを閉めて加湿効率を上げる
といった工夫が効果的です。
それでも改善しない場合は、無理せずご相談ください。
日本語で相談できる安心感
咳や喉の症状は、「どのタイミングで病院に行くべきか分からない」
「英語で症状を説明するのが不安」という理由で受診を迷われる方も多いです。
当クリニックでは、日本語で症状を丁寧にお伺いし、必要な検査や治療をご提案しています。
冬の体調不良を我慢せず、気になる症状があれば お気軽にご相談ください (新しいタブで開く)。