新型コロナウィルス感染症の検査方法と種類
02.05.2021 | ニュース
PCR検査
患者さんの唾液または鼻の奥を拭って検体を採取し、新型コロナウイルスに含まれる特定の遺伝子を調べる方法です。検出感度は高いが、検体を検査機関に送り、検査結果が出るまでには1-4日と時間がかかる。
抗原検査
新型コロナウイルスに特徴的なタンパク質(抗原)を調べる方法。PCR検査と比べると精度が落ちるため、検査が問題なかった場合PCR検査が追加で必要となる。また、一定のウイルス量が必要となるため、感染者の濃厚接触者であっても、無症状であった場合には抗原検査は推奨されない。
抗体検査
感染した後に体内で作られるタンパク質(抗体)を調べる方法で、感染歴が分かる。血液を採取して調べる方法です。
PCR検査 | 抗原検査 | 抗体検査 | |
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何を調べる? | 今感染しているか? | 今感染しているか? | 過去に感染していたか? |
検査対象精度 | ウィルスの遺伝子を増幅して検出判定確率は60-90% | ウィルスに特徴的な蛋白質精度はPCR検査よりも低い | ウィルス感染後に血液中に作られる蛋白質(抗体)精度は定まっていない。 |
検体 | 鼻や喉の粘膜・唾液 | 鼻や喉の粘膜・唾液 | 血液 |
判定時間 | 1-4日 | 15-30分 | 1-3日 |
検査推奨時期 | 感染者と接触後 5日後、または症状を認識し次第 | 感染者と接触後 5日後、または症状を認識し次第 | 感染者と接触後 3-4週間以降 |