【春の健康管理】アメリカ移住後の健康診断は計画的に
04.29.2025 | ニュース

春は、新しいスタートの季節。新生活を始めた方も多いのではないでしょうか?
暖かくなり、心も体も前向きになれるこの時期は、「健康を見直す」絶好のタイミングです。
ニュージャージーはもちろん、アメリカで新生活を始めたばかりの方にとって、健康診断の計画はとても大切です。
今回は、なぜ春に健康チェックを始めるべきなのか、そしてアメリカでの健診事情についてご紹介します。
アメリカと日本の医療システムの違いとは?
ご存知の方も多いと思いますが、アメリカの医療システムは日本と大きく異なります。
日本では、企業や学校が定期的に健康診断を手配し、社員や学生、その家族に対して年齢に応じた健康診断を実施してくれます。
そういった手配がない場合も、自分のタイミングで市町村の健診サービスやクリニックを利用することも比較的簡単です。
一方アメリカでは、企業や学校が健康診断をアレンジしてくれることはほとんどありません。患者さん一人ひとりが自分自身で健康診断を予約・手配する必要があります。
米国式の医療保険に入ると、ほとんどの場合は年に一度の健康診断(Annual Check-up)が保険でカバーされています。
保険の規約に則って、患者さん自身が健診を受ける医療機関を選んで予約を取る必要があります。
つまり、「誰かが手配してくれる」システムではないため、健康を守るためには自分で計画的に動くことがとても重要なのです。
なぜ春に健康チェックをすべきか?
春は、健康診断を計画するのにぴったりな理由がたくさんあります。
新生活のスタートとともに健康をリセットできる
気温が安定し、体調管理がしやすい
夏に向けて、体調を整える良い準備期間
アレルギーや花粉症対策を事前に進められる
新しい学校や職場への提出書類(ワクチン記録や健康証明)をスムーズに用意できる
このタイミングで一度、健康状態をしっかりチェックしておくと、一年を安心して過ごすことができます。
健診を受けるときに確認すべきポイント
アメリカでの健康診断では、加入している保険のプランによってカバーされる内容が異なります。
以下の項目など、事前に加入している保険の内容によってどんな健診項目がカバーされるのか確認しておきましょう。
一般的な健康診断(身長・体重・血圧・血液検査など)
ワクチン接種の確認
(MMR〈麻疹・おたふくかぜ・風疹〉、DTaP〈ジフテリア・破傷風・百日咳〉、インフルエンザワクチンなどの料金がカバーされることもあります)🩺 慢性疾患(高血圧、糖尿病、コレステロール異常などの早期発見のための検査)
🩺 女性向け検診(子宮頸がん検診、乳がん検診)
🩺 男性向け検診(前立腺検査など)
ニュージャージーで健康診断を受けるには?
ニュージャージーには、日本語対応可能なクリニックもあります。
英語に不安を感じる方でも、日本語で相談できる環境なら安心して受診できます。
健診を受ける流れは以下の通りです。
健診を行っているクリニックに連絡し、健診を受けたい旨を伝える
加入している保険がクリニックで使えるか確認(電話やメッセージ、ウェブサイトなどでチェック)
来院前に保険証、ID(パスポートや州のID)など指定のあった持ち物を用意する
過去の健康情報(ワクチン記録など)も準備
ひばりファミリーメディカルでは、日本語でサポートしながら健康チェックをご案内しています。お気軽にご相談ください。
自分自身の健康管理を、春から始めよう
アメリカでは、主体的に健康管理に取り組むことがとても大切です。
春の訪れとともに、体も心も新たにリフレッシュして、一年を健康に過ごす準備を始めませんか?
まずは小さな一歩、春のうちに「健康診断を予約する」ことから始めてみましょう!
ひばりファミリーメディカルへの健康に関するご相談や健診のご予約は、日本語でお気軽にどうぞ。