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寒い時期に増える!皮膚トラブル ー よくある症状と対処法を解説します

01.29.2025 | ブログ

USHFM blog skin problems cover

季節の変わり目、特に冬場は体調を崩しやすくなります。風邪やウイルス性胃腸炎などの感染症が増えるのはもちろんですが、寒いシーズンには皮膚のトラブルも増えます。

今回は、冬場に増える皮膚トラブルの原因と対処法について、特にアメリカ在住の方向けに解説します。

 

冬場に皮膚トラブルが増える理由

冬場に皮膚トラブルが増える主な背景としては、主に気温と湿度、そして気候変化による生活習慣の変化が挙げられます。

寒くなると、風が強まり気温が下がりますが、この時に湿度が下がり水分が失われやすくなります。特にアメリカでは室内での暖房やエアコンの使用も多くなりますので、室内が乾燥し肌の乾燥が一層進みます。室内外の寒暖差で肌に負担がかかることも。

寒い時には温かいシャワーや熱いお風呂につかる方も多いですし、ウールやフリースなどの素材が皮膚にダメージ与えることもあります。

こういった背景から、気温の変化で冬場に皮膚の水分や皮脂のバランスが崩れ、皮膚トラブルを発症することが多いです。

 

冬場の皮膚トラブルの代表例

寒冷・温熱じんましん

皮膚が急に冷えたり、逆に急に温まったりすることが原因で起こるじんましんです。 ポツポツと小豆くらいのサイズのじんましんが現れ、次第に強いかゆみを感じるのが特徴です。

冬以外にも、夏場の冷房が効いた部屋やお風呂場などでも気温差が原因で同じような蕁麻疹が出ることがあります。

しもやけ(凍瘡)(Chilblains)

冬によくできる、かゆくてつらい皮疹で、皮膚が赤くなり腫脹がみられるようになります。 ひどくなると痛みや水ぶくれを伴い、潰瘍ができることもあります。

主な原因は冬の寒さによる血行不良で、手足の指を筆頭に、 足の裏のふち、耳たぶ、鼻、頬など体の色々な場所にできます。

乾皮症(かんぴしょう)・皮脂欠乏性湿疹

乾燥して角質がはがれ、皮膚のバリア機能が失われてしまうと発生する湿疹です。 皮膚表面がガサガサしたり、白い粉をふいたようになったり、ひび割れてかゆみや痛みが発生します。

酒さ(しゅさ)(Rosacea)

赤み・ほてり、ニキビのような発疹を伴う慢性炎症性疾患です。長期にわたって繰り返しやすい疾患で、顔周りや首にできやすいです。どちらかといえば白色人種の方が患いやすい疾患です。

 

皮膚トラブルにまず試してみたい対処法

冬場の皮膚トラブルの予防の基本は、肌への水分補給と保湿です。お風呂から出た後は、温かい時期と比べてやや油分が多い高保湿な保湿剤をしっかりと塗布しましょう。

できるだけ添加物の少ない保湿成分がしっかりと入ったものがおすすめです。頬や唇、肘や膝、踵などはもちろん、全身を保湿できるのが理想的です。

 

さらに、外出する際には皮膚が冷気に晒されないような工夫が大切です。肌に優しい素材の手袋や帽子、マフラーなどで肌を保護しましょう。ウールなどのゴワゴワした素材が肌に直接触れるのは避け、綿やカシミヤなどの柔らかい素材が良いでしょう。

シャワーの際は、熱すぎるお湯の使用はできるだけ避け、体温に近いぬるめのお湯を使うと肌への負担が少なくなります。洗浄力の強すぎないシャンプーやボディソープの利用もおすすめです。

室内で過ごす際は、加湿器を利用したりして湿度を管理し、1日に数回でも窓を開けて空気の入れ替えができるとさらに効果的です。

 

皮膚トラブルを医療機関に相談するタイミング

皮膚トラブルには予防が肝心ですが、どんなに対策しても皮膚トラブルが避けらないこともあります。なかなか治らず長引いたり、悪化したりすることも多いです。

 

特に、皮膚の強い痒みや赤みが続いたり、傷や痛みまで発症してしまう場合、また、原因不明の湿疹や皮膚症状があった場合は医療機関に相談するのがおすすめです。

 

皮膚トラブルの治療は長期に渡ることも。予防と早めの対処が肝心です

皮膚トラブルは、治療を始めてからしっかり効果が出るまで時間がかかることも多いです。だからこそ、温度管理と保湿でしっかりと予防をすることが大切になります。

医療機関で早めに対処できるとさらなる重症化を防げるほか、医師の診察とより正確性の高い診断のもと、お薬や治療があればより効果的なアプローチが期待できます。

 

皮膚科の専門医での治療をすぐに始めることももちろんできますが、専門医の予約は取りにくかったり、紹介状がないと診療してもらえないケースもあります。

そんな時は、かかりつけ医や家庭医療のクリニックに相談するのも良いでしょう。

 

ひばりファミリーメディカルでは、一般的な皮膚症状の診察が可能です。診察後、皮膚科専門医の治療や専門医しか処方できない薬の処方が必要と判断された場合、紹介状をお出しすることも可能です。

お困りの際はお気軽にご相談くださいませ。

 

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